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 世界 

▼ゼプティム界年表 (▼(1)ぜぷてぃむかいねんびょう)

【1】神界大戦《約100億年前〜》
【2】天魔大戦《約2000万年前〜》
【3】下界創世《76543年前〜》
【4】フウラ隊《9874/01/15〜》
【5】ガテア隊《9898/11/24〜》
【6】リシュア隊《9924/08/29〜》
【7】ゼファー隊《9946/04/25〜》
【8】ジン隊《9974/06/23〜》
【9】ワルジャーク編《9983/03/31〜》
【10】邪雷王編《9988/12/07〜》
【11】十魔王編《9989/11/24〜》
【12】皇闘士編《9992/01/01〜》






時期出来事
【1】神界大戦
約100億年前界主ゼプティムの意志空間の中の「無」より、「時間」が生まれる。“最初の一般意志”神界神カーンゼプロス誕生。この空間をゼプティム界と定義。自動的に1号次元(神界)始まる。
約90億年前神界神カーンゼプロスより、10超神と96大神、誕生。これより「時間」の統制は、時間神ティクターアランの管轄となり、次元の統制は、次元神ディーゲマーゼの管轄となる。
約85億年前第1次神界大戦。超天神リードセイガーと超魔神アークカイザーの決戦が契機。結果的に神界は、聖神側と邪神側の2大勢力に分かれる。
約82億年前第2次神界大戦。106一般神に不満を持ち、みんな消してやり直そうとした神界神カーンゼプロスと、神界存亡の危機に手を結んだ106一般神との戦い。結果、神界神カーンゼプロスは封神され、半永久的に停止状態のまま現在に至る。
約77億年前2号次元(霊界)出来る。(2号次元から旧4号次元までは次元神ディーゲマーゼが創る。)
約71億年前3号次元(天界)出来る。リードセイガー、天界神となる。
約69億年前旧4号次元(旧魔界)出来る。アークカイザー、(旧)魔界神となる。
約62億年前第3次神界大戦。4つの次元を巻き込む大戦となる。旧魔界勝利。天界半壊。最初にして最強の神機“ジークメテオン”初起動。天界存続に貢献。
約58億年前第4次神界大戦。この大戦の影響により、旧魔界は旧4号次元ごと壊滅状態となる。神の代理として多くの神機が参戦。神機大戦とも言われる。
約53億年前第5次神界大戦。神機の時代が終わり、殆どの神が参加した大戦。1号次元(神界)はこの影響により次元凍結し、全ての神は神界から出る事が出来なくなった。(天界、魔界、霊界の使いは出入り出来る。)神界凍結。
約50億年前天界の「次元を創る魔法」の研究、始まる。
約49億年前第6次神界大戦。神界の中でのみ行われた大戦。
約48億年前新4号次元できる。天界人が復活させた「次元を創る魔法」による。しかし悪魔達に奪われ、「新魔界」となる。
約46億年前5号次元できる。天界人の手による。人界、幻界、下界などの基礎となる、10の球状大地が太陽を廻り始める。
約45億年前天界、5号次元に「人界(ヒュマーゼア)」を設置。人界人を送り込む。
約42億年前工業文明に発展した人界(ヒュマーゼア)の大地が怒り、人界の生者は全滅する。
約22億年前第7次神界大戦。最終的には多くの神々の「力」が、旧4号次元(獄界と改名)に投獄される。
約2000万年前第8次神界大戦。全邪神は1号次元の中に設置された「邪神界」に封神され、神と邪神はそれぞれ「聖神界」「邪神界」から出れなくなる(神界分割)。
【2】天魔大戦
132989年前ガーザム生まれる。(後のネオガーザム)
120616年前リードセイガー、女性型天使・クーを造り出す。
120610年前のちの天界庁長官、天使エリオン誕生。リードセイガーの作。
120021年前リードセイガー、使いの青い小鳥・カミイを造り出し、飼う。
120019年前天界、人造計画の実験材料として、ティンを製作する。開発責任者はクー。
120017年前(当時)大魔導ネオガーザム、魔界統一をもくろむレオジーク族に迎えられる。
120016年前ネオガーザムと配下の賢者達によりアークカイザー復活。瞬く間に全魔界統一。
120015年前エンカ誕生。両親共に天界人。
魔界軍、天界へ侵攻。天魔大戦、開戦。
120014年前5月、クー、実験材料ティンと共に人造計画から脱走。
11月、小鳥のカミイ、天魔大戦の戦禍に巻き込まれ、瀕死の所をリードセイガーによって天界人の姿とブルーファルコンの力を与えられ、生まれ変わる。
120003年前対アークカイザー用兵器・アスフォート誕生。亜空神カーリィエアナスの製作。
120000年前1月、リードセイガー、天界五使聖を結成させる。アークカイザー打倒のため。
3月、アークカイザー、天界五使聖(特にブルーファルコン)を倒すためにシャドーバハムート(1号ジャクロス)を生み出す。
6月、アークカイザー天界に降臨。天界ほぼ壊滅。五使聖により撃退する。
8月、カミイ、シャドーバハムートに捕らわれ、死亡する。奇跡の風が起こり、壊滅した天界は復活する。(最大の罪。)エンカ、自らに宿したブルーファルコンの力でシャドーバハムートを倒す。アスフォート大破。エンカの剣「プレアデス」を新たな体とする。
9月、アークカイザー倒され、封魔神円に禁固される。ティン戦死。アスフォートの霊、昇天。魔界軍撤退。天魔大戦、停戦。
119990年前エンカ(25)、ソラとの間に娘をもうける。後の風帝一族の祖先となる。
119833年前エンカ死去。182才。
117766年前クー死亡。2850才。
【3】下界創世
76543年前魔界の戦乱から逃れ、ヒューン族が幻界に移住。幻界人の祖先となる。
60001年前冥頂魔天エクスジード生まれる。初めは魔界人。
59972年前エクスジード惨死。成仏できずに悪霊となる。
50000年前エクスジード、魔王として幻界に降臨。以後幻界、霊界、魔界、下界等で君臨。
30250年前天使エリオン、天界庁長官に就任。
下界歴元年天界の「ドカニア計画」実行。天界人によって創られた108人の「マーレイハイト改」と呼ばれる人々が、現在のエウロピアに定住し、下界人の先祖となる。
2453第1次魔界軍下界侵攻。司令官ゼスター=ゼマーロフ=ゼスタイン1世は途中で魔界軍を離反、下界勝利に貢献する。
8950ブルーランス王国の物理学者・マグワランゼ=ナメトルが全下界統一度量衡単位・ナメトル法を提案する。
9400エウロピア連邦発足。フィラド王国財務大臣・アホ伯爵により、連邦統一通貨「A(アホ)」が提案される。後に、全下界統一単位となる。
9800第1回ドカニアルド武闘大会、始まる。
【4】フウラ隊
9874/01/15ラルサー生まれる。
/05/03ルーク生まれる。
/09/23メルファ生まれる。
9875/03/21ブルーネイル王国の王子・フウラ生まれる。
/07/20シャル生まれる。
9880/11/03ゼフリード生まれる。ルディナータ家の五男坊。
9888/10修羅天凰ヴィシャシュラの協力で、アークカイザー(意志)への封魔神円が解かれる。シャドーバハムート(38号ジャクロス)、「闇王丸」として初代デスマスターに就任、第3次魔界軍を指揮し、下界侵攻。目的は下界にあったブルーファルコンの打倒。
/12/15ブルーネイル王国、滅ぶ。闇王丸の手による。王子フウランザー(13)は脱出。
9890/01/01ブルーネイル滅亡のため、波法協会本部がメハメハに移転。
04/09五聖帝となる5人が揃う。蒼い風結成。(フウラ15才)
9893/12/15五聖帝覚醒。闇王丸(38号ジャクロス)を倒す。ラルサー、7文字魔法を初使用。
9894/02/01 「蒼い風」フウラ隊、アークカイザーを倒し、「意志」を封魔神円に再封印。ゼフリード(13)、戦死する。
/05 フウラ(19)、シャルと結婚。
9895/03/09フウラとシャルの長男ガテア誕生。この日ルークも結婚。
/04/29メルファも3つ子(リザーナ、イリアス、エメル)を出産。父親のラルサー、ようやくメルファの求婚を受ける。
/07/07ラルサー(21)、7文字魔法を得た反動が始まり、苦悩。
/08/02ラルサー、「蒼い風」を離脱。ニポニアに渡る。
/08/03世間にラルサーの死が報道される。ラルサー、妻や仲間以外とは会わなくなる。
9898/11/23フウラ昇天。(享年23才。)天界神リードセイガーの勧めにより、新たな肉体(天界人の姿をした器)と、風帝一族の守護霊(ガーディアン)の座を得る。
【5】ガテア隊
/11/24ガテア(3)、「蒼い風」2代目リーダーに就任。ただし当分は母親のシャルが代理。
9909/03/09シャル、ルーク、メルファの3人、フウラの後を追い昇天。フウラ同様、天界で生まれ変わる。下界防衛公団発足。ガテア元服。
9912/12/01シルヴァ生まれる。
9915/12/12ガテア(20)、リザーナ(20)と結婚。
9918/08/29ガテア(23)の長女リシュア生まれる。
9920/11/05ワルジャーク、下界人として生まれる。
【6】リシュア隊
9924/08/29リシュア(6)、ガテア(29)に「蒼い風」3代目リーダーを押しつけられる。
9928/05シルヴァ、「蒼い風」に入隊。
9932/08/29リシュア元服。この頃準風帝に目覚める。
9933/11/07準風帝リシュアの準四帝集結。ロウガ、ロウラ、イコリーン、ファリマの4人。
9935/05/04リシュア(16)、準波帝ロウガと結婚。
9936/05/14リシュア(17)の息子ゼファー誕生。
9938/08/14シルヴァ、イコリーンと結婚。
9944/08/18ワルジャーク、ルンドラをウイングラードから独立させるため、禁断の魔法で「魔王」の能力を得る。
9945/06/21この日より約2年間ワルジャーク、エウロピアおよびウイングラード全土を支配。ガテア(50)ほか戦死。
【7】ゼファー隊
9946/04/25リシュア(27)準五聖帝ほか戦死。ゼファー(9)、「蒼い風」4代目リーダーとなる。
9947/06/28ワルジャーク一時撤退し、ウイングラードおよびエウロピアが支配より解放される。
9950/05/14ゼファー元服。シルヴァ(37)、「蒼い風」から離脱。
9951/11/29アッカ生まれる。
9953/02/06ゼファー(17)、マーチと結婚。
9955/01/30ゼファー(18)の長男ジン生まれる。
04/07ワルジャーク、「蒼い風」に倒され、ウイングラードの首都・ロンドロンドで処刑されるが、その霊魂は、邪雷王シーザーハルトに拾われ、復活。ワルジャークは魔界でシーザーハルトの魔王学を学ぶ。
9956/05/05アーガス、アルメカンドのゴーバリアン牧場にて生まれる。(水龍)
9967/07/02ネオゾルクの長男・ゾルノス生まれる。
9969/01/30ジン元服。
9970/06/18ネオゾルクの次男・ゾルザム生まれる。
9971/01/01アッカ、ウイングラード聖騎団に入隊。
10/31邪雷王シーザーハルト、配下の魔王達とともに再び下界へ侵攻。
9972/02/19ライト生まれる。(紅龍。)ワルジャークに誘拐される。
/07/29アーガス(16)、第44回ドカニアルド武闘大会で初優勝。準優勝はジン。
/10/31クラーク、ギベルの街の宿屋の長男として生まれる。
/12/31マーキュル、エウロピア共同国家連邦のウェルノンの村に生まれる。
9973/02/11ヴァルナイト、ウイングラードの裕福な名門貴族の家に生まれる。(黒龍)
/04/30ジン(18)、アルマと結婚。
/05/24ネオゾルクの三男・ゾルア生まれる。
【8】ジン隊
9974/01/06ワルジャーク、意見の相違からシーザーハルトと決裂。シーザーハルトを封印する。
02/16アトマック、ウイングラードにあるピョンチェスターの街を滅ぼす。
03/04アトマック、「蒼い風」ゼファー隊により封印される。
06/23ゼファー(38)戦死。ジン(19)、「蒼い風」5代目リーダーに就任。
/07/19ガンマ生まれる。(白龍)
/08/08ジョー、ゼグマ、ジャクロス(40号)の3人、アークカイザーより皇子として創造される。幼名はそれぞれ、影狼丸、黒龍丸、闇王丸。
/09/01アーナ、「蒼い風」チャイラーナ滞在中、生まれる。
9975/04/09エルティア生まれる。
/08/18メイ生まれる。
/11/24ケンヤ、「蒼い風」ニポニア滞在中に生まれる。(青龍)
9976/06/02レルリラ姫、ウイングラード王国・ドルリラ王の1人娘として誕生。(灰龍)
/07/30アーガス(20)、第45回ドカニアルド武闘大会で2回連続の優勝を飾る。
9977/03/14セシル、ギベルの街の宿屋の娘として生まれる。(黄龍)
/05/06アーガス(21)、幼なじみのシーラ(18)と結婚。
9978/05/19魔王・電撃波陛リーディサーダに操られた、故・ゼファーのブルーファルコンの「力」が作動。ナニワルチア公国壊滅。3歳のガンマ「蒼い風」に助けられる。
9979/11/24ケンヤ4歳の誕生日、枕元に風陣王を授かる。実はフウラからの授与。
9980/04/02ガンマ(5)、ケンヤの運命の風を受け、準雷帝に覚醒。以来賢者の才を発揮。
/04/06ジョー(5)、デスマスターの座に就任。摂政つき。
/07/30アーガス(24)、第46回ドカニアルド武闘大会で史上初の3度目の優勝。この日、ドン・グリーラン国王に、ゼスタイン城の門番にスカウトされる。
/10/01アーナ(6)、「雀空流拳」4代目正統伝承者となる。敵に味方に効果抜群。
9981/03/18ガンマ、アーナとの亀レースに敗北。一生アーナの奴隷として尽くすはめに。
/11/09邪雷王シーザーハルト復活。下界の危機。
9982/09/03ジャクロス(40号)、ピーマン残した事を注意したメイド(ノーマ)を殺してしまう。
09/04ジャクロス(40号)、謎の死。以後、鎧(41号)に宿る。
【9】ワルジャーク編
9983/03/31邪雷王、ワルジャークらとの戦いにより「蒼い風」壊滅。(ジン享年28才。)ガンマ、初の五文字魔法。長老イリアスの六文字呪文により邪雷王は一応封印される。ワルジャークは邪雷王の意思を継承し、レウやヒュペリオンとともに魔界で力を蓄える。
9984/01/03ジョー(9)、ゾルノスの力により下界に降り立つ。「壱紋寺」に住む幻師シルヴァに拾われ、サムライ目指して修行。
/04/04マーキュル、ゼグマに拾われ部下となる。
/07/29第47回ドカニアルド武闘大会。優勝ヘルメス(アーナの師)。アーガス出ず。
/11/03クラーク、ギベルを離れ、ウイングラードへ留学。(12)
9985/01/01ゼグマ(黒龍丸)、デスマスターの座に就く。
/01/07砕帝王将ワルジャーク、部下の「4本足」を率い、ウイングラード王国のクーデター計画を実行。黒獅将ディルガインにレルリラ姫さらわれる。ケンヤ、ガンマ、アーナの3人、姫を取り戻す。ケンヤ、「4本足」の1人・白狐帝レウを倒す。レルリラ姫、ワルジャークを倒すまで仲間となる。
/01/20ガンマ、「4本足」の1人・黒獅将ディルガインを封印。
/02/13ケンヤ、「4本足」狼星王ライトと対決。ケンヤ敗北。姫、またさらわれる。
/02/16ケンヤ、ライトと再戦。聖騎団アッカ隊長から得た「Φ凰斬」でライトを破る。ライト、自分の真実の過去を知り、ケンヤ達の仲間となる。姫も戻る。一方アーナは「4本足」赤虎臣ヒュペリオンを倒す。
/03/08ライト、復活の白狐帝レウを倒す。ケンヤ、無意識のうちにワルジャークを倒す。ワルジャークは邪雷王シーザーハルトを復活させようとしていたが、ケンヤ達に共鳴し、死をもって邪雷王を再封印。その封印はヒュペリオンが守る。レルリラ姫、パーティーから離脱。
/05/01この日より約5ヶ月、クラーク、赤鳳流拳法ヘルメスに弟子入り。
/10/01この日より約1ヶ月、アーナ、ヘルメスに弟子入り。敵に味方に効果抜群。
9986/01/26ナニワルチアで魔力暴走。家臣スタンザーグの仕業。ケンヤ達との戦い始まる。
/10/18クラーク、偶然ウイングラード国王ドルリラ(エーリク63世)の命を救う。
/10/31クラーク元服。紅炎騎士となる。国王に聖騎団にスカウトされる。
/11/01クラーク(14)、ウイングラード王宮聖騎団に史上最年少入団。
/12/19ケンヤ達の働きにより、ようやくナニワルチア沈静化。魔導王国との戦いの1年、終わる。家臣スタンザーグ、いい奴になるが無駄。牢屋いき。
9987/02/28ヴァル(15)のルディナータ家、借金で文無しになり、ウイングラードのお屋敷からエウロピア共同国家連邦のギシュア王国の都に引っ越す。
/03/01ヴァル、ギシュア騎士団に入団。
/09/29ヴァル、無実の罪を着せられてギシュア王国追放。
/12/06ジョー(13)、免許皆伝。放浪の旅に出る。
/12/22ヴァル、フリーの傭兵になるが、悪党の仲間にされる。
9988/02/28ヴァル(16)、イタルサ帝国にて、この日より1年間監獄入り。
/07/19ガンマ元服。御雷術士となる。
/08/01第48回ドカニアルド武闘大会。優勝はアーナ。
/08/08ゼグマ、元服の日に鎧を着せられ、鎧に宿るジャクロスに操られ始める。ジョーも元服。光刃武士となる。
/09/01アーナ元服。閃空拳士となる。
/10/05ゼグマ直属の守護魔導士ゾルノス、アークカイザーの怒りに触れ、処刑される。ゾルア、ゾルノスの後任に任命される。
/12/06ワルジャークの封印を4年かけて外し、邪雷王シーザーハルト、復活。封印を守っていたヒュペリオンとの戦いに勝利する。ヒュペリオンは死亡。
【10】邪雷王編
/12/07邪雷王、復活を宣言。
「白狐大帝」としてレウを蘇らせ、レウの求愛を受け入れる。
/12/29邪雷王、霊界より冥頂魔天エクスジードを召喚する。
9989/02/01 邪雷王、かつて下界にいた10人の魔王や強者を復活させ、「邪雷王十魔王団」として下界中にバラバラにする。
/02ヴァル(17)、釈放。悪の秘密結社に命を狙われ、低級悪魔に騙され死にかける。
/09/02ケンヤ達、十魔王(1)魔宮皇従ルーバイオーと対決。その頃知り合い、居合わせていたジョー、ケンヤの運命の風を受けルーバイオーを倒す。ジョー仲間に。
/09/19十魔王団(2)として復活した黒獅魔将ディルガイン、魔法の使えなくなったガンマには勝つが、アーナの右腕を犠牲にした必殺の一撃に散る。ケンヤ失恋。
/09/24十魔王団(3)疾風戦魔ルザーンナイト、圧倒的な強さでガンマ・ジョーを破る。
/09/25ケンヤ、ルザーンナイトの仮面の下に隠れた正体が、亡き父・ジンである事を知る。ジン、ケンヤの涙の轟神風斬の前に成仏する。
/09/27十魔王団(4)電撃波陛リーディサーダ、ライトの恋人ティキュアを殺してしまったため、ライトによって仇を討たれる。ライト、邪雷王に誘拐される。
/09/30邪雷王シーザーハルトに「狼星王」として洗脳されたライト、ケンヤと戦わされ、敗北。再起不能となる。 ケンヤ邪雷王と対決。ブルーファルコンを始動し、邪雷王を倒す。ケンヤ達のパーティー名、「蒼い風」に復活。9983年以来。ケンヤ、「蒼い風」6代目リーダーに正式に就任。
【11】十魔王編
/11/24ケンヤ元服。神風戦士を名乗る。鎧を新調。
/11/28 「蒼い風」、ダルカナーザにて、ヴァル率いる「ヴァルティスV(ファイブ)」と対決。「蒼い風」、メンバー説得。「ヴァルティスV(ファイブ)」解散。
9990/01/08「蒼い風」、邪雷王十魔王団(5)牙戦陸佐アトマックを倒す。
/02/04ライト、限界まで伸ばした生命維持魔法の効力が切れ、遂に死亡予定日を迎える。彼は最後の日を戦場で過ごす事を選択。十魔王団(6)白狐大帝レウ、かつての盟友ライトによって倒される。ライト予定時刻死去。
/03/28ヴァル、ケンヤと決闘。完全なる決定的敗北を喫する。
/05/09セシル(13)、レイピアオリオン初召喚。
/07/26「蒼い風」、十魔王団(7)修羅天凰ヴィシャシュラを倒す。
/10/10ヴァル、命を捨てて騎士操士(ナイトコントローラー)となる。でも負ける。
/10/11 黒獅魔将ディルガインまたも復活し、ウイングラード王宮を襲撃。全騎士団を戦闘不能にし、レルリラ姫を誘拐。クラーク、ディルガイン討伐の旅に出る。
9991/01/08クラーク、ようやく黒獅魔将ディルガインを倒し、一躍ウイングラードの大英雄となる。レルリラ姫専属の守護騎士にも任命される。
/01/10「蒼い風」、十魔王団最強の魔王・(8)千龍魔王ワイゾーンと戦う。アーナ、11月のゼスタインに時空転移される。ガンマによりワイゾーン、倒される。
/03/14セシル元服。クラークより清漣の鎧を得る。
/05/29ヴァル、新たな騎士に宿り「蒼い風」に挑戦するが、当然敗北。
/08/26 「蒼い風」、邪雷王十魔王団(9)・砕日拳使アイハーケンを倒す。
/10/09第四次魔界軍(皇闘士軍)・下界へ侵攻。ジャクロス42号(INゼグマ)、マーキュル、ゾルアの3人、下界に降り立ち、ゼスタインを奪還する。ゼスタイン城門番アーガス、皇闘士軍にスカウトされる。
/11/18セシル、エウロピア中学生フェンシング選手権優勝。
/11/22皇闘士軍、ダルカナーザ国制圧。
/12/02ウイングラード王国消滅。王宮聖騎団全滅。
/12/20ヴァル、やはり「蒼い風」に敗北。敗北直後、皇闘士軍にスカウトされる。
/12/25アーナ、皇闘士軍に潜入。邪士帝五将軍、成る。
/12/30ジョー、イタルサ帝国にて十魔王団(10)・冥頂魔天エクスジードをしもべとする。
【12】皇闘士編
9992/01/01皇闘士軍、エウロピア侵攻開始。
/01/07ギベルの街、ゾルアにより「生」を消される。
/01/10(本編1巻)「蒼い風」、ギベルにてゾルアと戦う。ゾルア、ジョーに幼児転生の魔法をかける。ジョーに敗北したゾルア、魔界へ戻る。セシル、仲間になる。
/01/11セシル、ミララによって誕生した怪人・ギューウドーンを倒す。
/02/03「蒼い風」、オルンドーラの街に到着。ふにゅ、ジョーに拾われる。
/02/21セシル、ドイゲルの都にてアースクラッシャーオリオンの実験に成功。
/03/01 (本編2巻)VSヴァルINマクンデル。セシル、ケンヤの運命の風を受け、エクスカリバー完成。ヴァル、元の姿に戻り、協力者となる。クラーク仲間になる。
/03/05クラーク、潜水艇内にてガンマの弟子になる。
/03/06ガンマの手により、「蒼い風」専用飛空挺・ツイラーQ、復活する。
/03/08クラーク、ライアンドス島にて5文字呪文習得。下界人史上4番目の快挙。
/03/09エルティア、悪魔アイディーンに魂を売り、ゾルアに力を与える。
/03/10(本編3巻)マーキュル、ジョーをさらう。「蒼い風」ゾルアと再戦。クラーク、運命の風を受ける。ガンマ死亡。ゾルア再び魔界へ。フウラ、「蒼い風」に協力。
/03/11(本編4〜最終巻)「蒼い風」、ゼスタイン城にてマーキュル、アーガス、ジャクロス(INゼグマ)と決戦。ブルーファルコン始動。五聖帝復活。そして……!?

年表

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▼ゼプティム界の次元 (▼(2)ぜぷてぃむかいのじげん)

【1】(表)現在のゼプティム界
【2】次元のしくみ《byフウラ》
【3】1号次元(神界)について《byルーク》
【4】2号次元(霊界)について《byメルファ》
【5】3号次元(天界)について《byシャル》
【6】旧4号次元(獄界)について《byラルサー》
【7】現4号次元(魔界)について《byネオガーザム》
【8】5号次元(幻界・下界etc)について《by下界樹》


【1】(表)現在のゼプティム界

現在のゼプティム界

【2】次元のしくみ《by風帝院フウランザー=リューガイン》


§1 ごあいさつをするぞ。
読者諸君、ようこそゼプティム界へ。
オレはフウラ。この世界のしくみを君らに教えることになった。諸君に、この世界の冒険者として知らねばならない「情報」を、一度に知ってもらう。

何?「なんて親切なお方や」だと?いや、オレはめんどいんだが、教えんと上からおこられるからな。
あと、ラルサーにも、オレは自分に甘すぎって言われたし。この状況じゃ仕方ない。

§2 よし、ゼプティム界を説明するぞ。

いつものよーにオレには時間がない。だから簡潔に言うぞ。
えーと、まず今の…下界暦9992年のゼプティム界の仕組みといこう。
何?「ゼプティム界ってなーに?」だと?んー。それはだな。オレやケンヤの住むこの世界。
これらの世界の何から何まで、ぜーんぶひっくるめて「ゼプティム界」というのだ諸君。

…さて。このゼプティム界には次から次に新しい次元ができて、今では6つの次元がある。
1号次元(神界)、2号次元(霊界)、3号次元(天界)、旧4号次元(旧魔界→獄界)、新4号次元(現・魔界)、5号次元(幻界や下界)。以上6つだ。
何?今度は「次元ってなーに?」だと?んー。それはだなー。…説明しよう。

§3 次元とはだなぁ、諸君。

仮に諸君は、「5号次元」の、太陽を廻っている2つの地球の1つ、「下界(ドカニアルド)」に住んでいるとする。
何?「住みたくない」だと?仮にだ仮に。

で、イキナリだが諸君は、つい偶然たわむれに、「冗談みたいな高性能の宇宙船」を作ってしまって、「物理的には」どんな所も行くことができるようになったとする。ものの例えだぞ。
で、なるたけ遠くに行こうと思って、ずっとずっとず〜っとこの宇宙船…「アホたれ号」とでも命名しようか…ラルサーに敬意を表して。アホたれ号をずーっと走らせるとどうなるか。
「下界」と「幻界」は同じ次元にあるから、いつか幻界には行けるだろう。…たぶん。
…でも、「魔界」や「天界」などは「次元が違う」から、たとえ冷凍睡眠して、何兆年もアホたれ号を飛ばしても、「物理的には」絶対行けないのだ。
…というか、そこまでせんでも、いい加減ひたすらにまっすぐ行くと、いつかはもといた下界に戻ってきてしまうだろう。おかえり諸君。
…何?「なんでやのーん?」だと?んー。それはだなー。

§4 それは!「次元の限界軸」のせいだ!

そもそも、ゼプティム界における「次元」というのは、(図1参照)A、B、Cという3つの「軸」が構成する、箱の連続なのだ 。
次元
だからいつかは、全てのA軸どうしとB軸どうしとC軸どうしが重なる(というか同軸である)ように出来ているのだ。
よくわからん人は、図2を見ろ。オレもこれを知った時は驚いた。

次元は、次元神ディーゲマーゼ様という、誰やねんみたいなオッサン……いや、神様が統制しておられるらしいが、これは、そのディーゲマーゼ様の統制上の限界だな。(また上から怒られそうなことを言っちまったが構わん構わん。)
…というわけでかどうか知らんが、この軸は「次元の限界軸」と言われている。

そんな感じでこんな感じの「同じ箱を無限につんだ」ような次元がいくつかある。

さて。この6つの次元を1つの世界としてつなげているとても大切な存在がある。
…なに?「なによそれ、んもう。」だと?
ん。それはだなぁ。

§5 秘密だ。

えーい秘密だー!
…いやいや、秘密にしてどうするオレ。フウラ王子。
えっと……6つの次元を1つにつなげるもの。
それは「時間」だ。

6つの次元はそれぞれ別の次元として独立してはいるが、全て同じ時間が流れている。(←これ重要。)
だから、5号次元(下界)から3号次元(天界)に行って、3日たって5号次元に戻ったら、5号次元も3日経っているということ。
これは、時間を統制する時間神ティクターアラン様という神様のご加護らしい。(よーわからんが。)

さて。わかったかい?
オレは、考えるだけで気がアホたれ号になりそうだぞ。
んじゃ、仕事があるからこれで終わる。
こんなレクチャーじゃ、まーたおこられちまうかな。ではさらばだっ!!


【3】1号次元(神界)について《by炎帝院ルークシオン=クォルブラスター》


§1 いやぁ、みなさんはじめまして。

こんにちはー。
ボクはみんなのヒーロー兼アイドル、白目の炎帝院ルークです。
えっと、フウラの友人です。

…いやぁ、上司がですねぇ、1号次元(神界)の説明をみなさんにしてほしいっておっしゃったので、ここに登場となったんですけどねぇ。
神界。いやぁすごいですよ神界は。

昔は下界人だったボクも、今は生まれ変わってリードセイガーさまの使いをしてますんで、行ったことあるんですよねぇ。
みなさん。1号次元は、はじめに出来たから「1号次元」。神様が住んでおられるから「神界」っていうんです。まぁ当然ですね。

…世界のはじまりは神界のはじまり。…というわけで神界の歴史と参りましょう。
これは上司から伺った口伝(くでん)ですから、実際を見たわけではありませんが、90億年生きてる神からお伺いしたことですから、信じてみましょう。

§2 では神界(カーミリア)の神話と参りましょう。

はじめは、世界には何もありませんでした。何もったら何もです。
これは、よくわからないんですが、「何もなかった」ということは、厳密には、「界主ゼプティムの意志空間の余裕に『無』があった」ということになるそうなんです。
ボクには何を言っているのか全然わかりませんが。

さて。そんなある日…この無の中から「時間」が生まれました。
そして、神界神カーンゼプロスが生まれました。
「無」から「有」が生まれたので、そこは自動的に「世界」と呼ばれるものになりますね。これが1号次元(神界)の誕生です。

その後、神界神カーンゼプロスは、「106一般神(10超神と96大神)」と呼ばれる神々を創造しました。
そしてゼプティム界の管理をこの神々に任せたのですが、これが悪かった。
彼らは、「聖神」と「邪神」の2大勢力に分かれて「神界大戦」という大ゲンカをはじめたのです。
この大戦は85億年間という把握不能な年月にわたって起こって、大きいものだけでも8回あったそうです。
詳しくは年表をみてくださいね。

§3 結果的に現在の神界(カーミリア)は、こんなんです。

これらの大戦結果、神界に起こったことのまとめ。
歴史こうも長いとまとめなしゃーないです。

(1)第2次神界大戦で神界神カーンゼプロスは封神され、半永久的に停止状態にされました。
(2)第5次神界大戦で、神界は次元凍結され、全ての神は神界から出れなくなりました。しかし、天魔や霊などの、神以外の神の使いは出入りできます。だから我々のような仕事は大事なんです。
(3)第7次大戦で、多くの神々の「力」が、壊滅していた旧4号次元に投獄されました。
(4)第8次神界大戦で、全邪神は1号次元の中に設置された「邪神界」に封神され、邪神はそこから出れなくなり、邪神界以外の神界は「聖神界」と呼ばれるようになりました。

そんなわけで現在、アークカイザー以外の神はずっと神界から出れません。
神との直接の接点のない5号次元では、神は単なる信仰の対象で、ただ単にたたえるだけの存在ですから。でも、神の時代が終わり、人の時代と言われて久しいですが、神々の統制があるからこそゼプティム界の時間や環境が統制されていることは、忘れてはいけません。

でもわすれたからって、別にバチがあたるわけではないですから神、恐るるに足らずです。
なんせ神は所詮ボクの上司ですから。
みなさんの神は違うかもしれないですがね。どうなんでしょうねぇ。
そんなわけで神界終わります。ルークでしたーっ。


【4】2号次元(霊界)について《by光帝院メルファーヌ=スターレイザー》


§1 メルファでーす。

よーっす。メルだっつの。
今日は大丈夫。うん。ラルサーはいないよな。
いると駄目なんよアタシ、気付くともう超光速求愛マシーンと化しちゃってるんだよね。
なんであんなに動転しちゃうんだろ。ああ、切ないねぇ。あいつの左の中指の第2関節ったらもう……。
あーっ、駄目駄目。奴のこと考えちゃ。はぁはぁはぁ。火ぃ出そう。
さて。えーっと、何だっけ、えっと、霊界。

そうそう霊界霊界。2号次元だよなぁ。
説明しろって言われたんだっけ。

あっアタシは大丈夫だよ。

§2 霊界(タンバルシア)について話すっつの。

はぁーっ、ふーっ。(深呼吸。)気を取り直してっと。
んーと、霊界。
タンバルシアとも言う。

えっと霊界ってのは、簡単に言やぁ、えっと、霊たちの住む所なんだよね。そんなわけで霊界だ。
ここは霊界っつーからには霊の世界だ。
霊は「霊」「魂」「亡霊」「生霊」「精霊」「悪霊」と分類される。
で、霊界の中にはさらに独立した機関として、「亡霊界」「悪霊界」「精霊界」がある。
霊たるもの普通の人には見えない。たまに見えちゃう人もいるけど普通見えない。
つまり実体がない。そーゆー奴等の世界だ。

§3 霊界(タンバルシア)の歴史だっつの。

あと略史。
霊界は、神界(1号次元)の次に出来た次元だから2号次元。当然だっての。
……んじゃ、なぜ新たにもう一つ、同じ時間の流れる次元を造ったのか、だよな。

…はじめは、神しかいなかったんだ。
神ってのは、「意識自体が魂であり、存在そのもの」だから、「死」という概念がない。
まぁ、外部から「半永久的に停止」させることが精いっぱいってとこかな。

だからはじめ、不滅の神には霊界は不要だったんだ。
そもそも神界神カーンゼプロスはそういう存在(神)のみで世界を構成するつもりだった。

しかしその神界神が、他の106の神々によって封神され、106神の時代になると、神々は命のタブーを侵すようになる。
彼らは自らの使いとして、「天魔(天使・悪魔)」という存在を造った。
神より生まれた天魔は神とは違い、「器」「魂」「心」がリンクして構成されている。
だから実体を持つ器は朽ち、魂は霊に変わり、心は霊に宿る。

で、問題は霊の行方だ。霊たちは、しばらくは何の対策も取られずにいたが、天魔を造っては死に、造っては死に、なーんてことを何億年もやってると、神界がありとあらゆる霊たちで溢れかえって、えらい大変なことになってしまった。
で、こいつらを何とかせいってことで、痺れをきらせた神々が造ったのが、2号次元なんだ。

そして、無駄な霊たちを再利用するために、霊界の中に「亡霊界」という霊魂浄化システムをつくって、この後も3号4号5号と次元を次々と造ったときも、すべてのゼプティム界の生命が、この亡霊界を通して転生を続けるというシステムを確立した。
人の時代を迎えたいまも、この仕組みが続いてるってわけだ。

ちなみに霊は、リサイクルされる前に亡霊界入り口の「霊魂審査の精霊」にチェックされて、時々、箸にも棒にも掛からない霊が「悪霊界」に閉じこめられたり、神様が気に入った霊が精霊になって「精霊界」にいったり、神の使いにスカウトされたりするんだ。
「亡霊界」「悪霊界」「精霊界」については、各用語事典にも載ってるぜっての。
てなわけで霊界でしたっての。
ふぅ。大丈夫大丈夫。なんとかアタシは大丈夫。はぁはぁはぁ。


【5】3号次元(天界)について《by波帝院シャルティス=ファル=リーナ》


§1 シャルなのよねっ。

あらっみんなありがとうねっ、今からわたしの話を聞いてくれるのよねっ。
んもぅ皆さんったらなんて嬉しいのかしらっ。

あらっご挨拶が遅れちゃったわっ。わたしフウラの家内のシャルですっ。
うふふ。天界よね、て・ん・か・いっ。とっても楽しいのよ、天界。エリシオン。うふっ。

§2 天界(エリシオン)ってこんなところなのよっ、うふふふっ。くすくすっ。

みなさんご存知かしらっ。
天界ってゆうのは、魔界と並んで「神様の使い」の住む世界。「天使」や「天界人」たちが住人なのよっ。
天使と天界人の違いは…そうねえっ…どちらも、はじめは神様が造った神の使いなのねっ。

で、「神にしか造れなくて性別なくて自分では子孫を作れない」のが「天使」。
「神に造られることもあるけど、殆どは天界人から産まれる、性別あって自分で子孫作れる」のが「天界人」なのっ。うふふっ。

で、神が「使い」と認めた「天使」や「天界人」には、神の認証を受けた「神の使い」たる属性をその魂に刻まれているから、神界を自由に行き来できるのよねっ。
だから神が神界から出れなくても、人の時代の今でも「神の使い」の天界の民は、神界の威厳を保つことのできる存在であれるのよっ。
そんなわけでわたしも神の使いなのっ。えへへっ。

さて天界……3号次元という、すべてが大気で出来た次元は、「天界の空を、陸から陸へと移りゆく7つの海」、「常に不規則に移動する5つの巨大な浮遊大陸と島々」、そして「全天界を回転して大気を塗り分ける3つの色の空」によって構成されてるのよねっ。
天界を構成するこの三つの要素は、「ナナミ(七海)」「イツク(五陸)」「ミア(三空)」と言われて、天界を語るのに欠かせないのっ。

そういえば昔、天界から下界に渡ったブルーファルコンの血族の姉弟妹もこの名前パクってたわよねっ…違ったかしらっ。あっ、そういえば、うちの主人も子孫なのよねっ。

§3 天界(エリシオン)の歴史ってご存知かしらっ。ふふっ。

さてっ天界の略史よっ。
はじめ天界は、天使の為に造られた世界だったのっ。
というか天界人当時いないし。

じゃ、どうして神様は、神の使いとして一体一体自ら作り、密接な関係だった天使を、新たな次元に住まわせたのかしら。リードセイガー様は「増えたから」っておっしゃってたけどっ。

それは神様が直接天使を統制するのが困難になったから天使の為の世界を造ったってとこだわ、きっと。
で、そのうち当然のように、天界が独自の世界として、神界から独立するようになると、天界の住人は、神に頼らずとも、自分が死んだ後に天界を任せられる、天界の住人たりうる子供たちを作りたいと思うようになったのねっ。神は不滅だけど天使は死ぬから。でも天使にはアレがないから子作りできないしねっ。いやーんえっちっ。んもうっ。

…で、神様に造ってもらったのが、アレ。…じゃなくって「天界人」ねっ。てへっ。
それで、初めて「生殖機能を持った」2種類の性別を持った存在ができたわけ。くふふっ。
さて。現在の天界は、ほとんど天界人。数的には天界人が約三千万人、天使は約二万人ってとこなの。
他に高等な知能を持ったものも含めて、多くの獣や、魂をもつ造物もたくさんいるのよっ。

というわけでわたしたち、ラルサーくん以外の五聖帝院は天界で、天界人の姿を与えられてケンヤくんたちの守護霊とか下界の監視してるけど……厳密にはわたしたちって、すでに人を全うした「守護霊」なのよねっ。
だから基本的に子供は出来ないけど、でも、身体があるってゆうことは便利だし、いろいろいいことよねっ。
うふふっ。んじゃ、わたしの話、聞いてくれてありがとねっ、また今度ねっ。うふっ。


【6】旧4号次元(獄界)について《by雷帝院ラルサーク=マドーキング》


§1 なにぃ?「ラルサー、獄界(シュシュラドーア)の説明してくれよ」だと?!

選ばれし読者は、意欲なき存在にすがらずとも、知識を求めるべき刻には己で切り開く。
アホか奴等め!!読者に世界の説明?甘い。
フウラは自分にも子孫にも読者にも甘すぎる!何度言わせる。

そもそもオレは「ゼプティム界」が「非ゼプティム界」…即ちお前ら読者の世界に干渉するのは反対なのだ!
だいたい知恵あるお前らはオレみたいな意欲なき存在にすがらず、調べろ。
分析しろ。己で切り開け。オレなど存在しない。そう思え。資料だけ授けておく。復唱する。

    選ばれし読者は、意欲なき存在にすがらずとも、知識を求めるべき刻には己で切り開く。
   選ばれし読者は、意欲なき存在にすがらずとも、知識を求めるべき刻には己で切り開く。
  選ばれし読者は、意欲なき存在にすがらずとも、知識を求めるべき刻には己で切り開く!
 ゆけ!!

§2 〜ラルサーの資料より抜粋〜

●「天界ができ、偉大なる超天神リードセイガー様は、天使のために創られた『天界』に、天界神として君臨されました。聖神たちの使いである天使たちは、多くの聖神たちに一層の忠誠を誓いました。この事態に、リードセイガー様のにっくき最大の敵である超魔神アークカイザーと邪神たちは、もちろん面白くありません。しかも使いである悪魔たちからも、数の増えた自分たちの世界を創ってくれとせがまれる始末。そこで創られたのが、4番目の次元『魔界(当時の名称)』でした。ここでしばらくは悪魔は栄え、さらに“魔界人”なる存在も生まれ、繁栄しました。」
…<ランチェスター=テーゼ著“旧魔界の秘密”天界庁キングホーン賢者学院刊>

●「第3次神界大戦も佳境に入った。魔界神の下に結集した破壊神コロスクロスと私の指揮する魔界軍は、全天界に壊滅的打撃を与えた。が、とどめに破壊神が『破壊の根本』を持ち全天界を壊滅させんとする時、突如9色の巨像『ジークメテオン』が出現し、光を放った。破壊神は永遠に停止、当時一つだった天界地球は半球を失うだけで崩壊の危機を逃れた。翌日天界は降伏した。」
…<ゾル=スプルアンス著“我が旧魔界軍栄光の勝利”魔界宮ネオガーザム文庫刊>

●「俺の神機(ジーク)から、第4次神界大戦の終焉を告げる、8体の仲間の神機からの聖なる力が見える。嗚呼、魔界の、4号次元の全ての魂が、光となって霊界に昇ってく…!完全に魔界は滅びた。4号次元は滅びた。俺たちが、ジークメテオンの9つの遺産が、滅ぼしてしまったんだ!次の日…俺達は、9つのメテオンパズルを壊した。もう二度と神機には乗れない。それでいい。神々の道具になるのはもう沢山だ。そして俺達は、神界と天界に神機の全技術の封印を提案した。」
…<アルス=トマイン著“ジークメテオン戦記”天界キングホーン図書館刊>

●「5次神界大戦の影響で神界を出られない神々は、神界内で第6、7次の大戦を起こした。脅威的な力が働く大戦で、時空は歪み、各神の司る各種の力が互いに干渉した結果、何と時空の歪みより滅びた筈の旧4号次元(獄界と命名)が現れ、1号次元をはじめ、全次元を吸い込みはじめた。2次神界大戦以来の全次元の危機に、神々は巻き込まれ必死に抵抗した。神々は何とか獄界から脱出したが、今もアークカイザーなど多くの神々の『力』は獄界に投獄されたままである。現在獄界は、獄界封印5大神の魔法により閉ざされている。今では『幾億の生』『開門魔法』『5つの鍵』を持って5神の司る5元素へ干渉することが、獄界との交渉の唯一の方法であり、これにより獄界は、力など、様々なものを投獄するゴミ箱と化している。」
…<天界・高校教科書協会“改訂ゼプティム界史”天界庁キングホーン賢者学院刊>


【7】現4号次元(魔界)について《byガーザム=タワケーナ=ネオ》


§1 たわけな読者ども、吾輩がネオガーザムだ。たわけ。

世にもたわけな読者どもよ、貴様らたわけには何を言ってもそのたわけ振りは直らぬだろうが、132989年生きているこの吾輩が、貴様等のそのたわけ度を減らすために崇高なる大魔界史を伝授してやらんでもない。

ただし貴様らが虫ケラの様に死ぬまで、アークカイザー様と吾輩と大魔界を崇拝するならばだ。
よし決定。決定であろう?たわけには100%決定であろう?のーほほほ。

§2 では聞けぃ。魔界(ヴィルパイアー)の歴史だ。たわけども。

たわけども、そもそも「魔界」とは、かつて現在の旧4号次元にあった世界(旧魔界)であり、今は閉じた世界…「獄界」ということは既に説明されておるな?
だから旧魔界は詳しく説明せんぞ。

そんなわけで、約58億年前の第4次神界大戦で、旧魔界(旧4号次元)は滅びた。
伝説の神機ジークメテオン。
この古代遺物の9つの力により悪魔や魔界人たちは、他の世界にいたほんの一握りを除き、いったん全滅した。なんとたわけなことよ。

この大戦の後、態勢を立て直した邪神たちは、巻き返しを図るために全邪神を投入して第5次神界大戦を起こした。
だがこの結果、神界は凍結し、全ての神は1号次元より出れなくなった。たわけも極まる事態よのう。
このことで聖神は天界の天使に対して、より「使い」としての役割を強めたが、その一方で邪神の使いである悪魔や魔界人にはしばらく活動の拠点たる場がなかった。

一説では、一部の悪魔や魔界人は、「天使」や「天界人」を名乗って天界に潜入していたとも言われるがのう。

ともかく、長い戦や混乱を経て、ようやく新たな魔界たる次元が出来た。
まぁ、厳密には出来たというか、悪魔どもが奪ったのだ。
天界人どもが「人間界」をつくろうとして極秘に用意していた次元をな。

…とにかく魔界というべき世界は復活した。
当時は「4号次元」という次元は完全に消滅したと思われていたので、再びここは「4号次元」と定義され、再び「魔界」と名づけられた。
旧魔界が獄界となってその存在を知られるのは、これよりさらに26億年も後になってからなのだ。

魔界は長くの間、様々な悪魔や魔界人がその覇権を争って戦い、戦乱が続いた。
このことから魔界は長きに渡り統制されず、魔界としてまとまって天界に攻め込むこともなかった。

そんな約13万年前、吾輩は魔界人として産まれた。
しばらく大魔導として名を馳せた吾輩は、当時魔界人としては唯一、旧魔界の時代よりその名を残す名門「レオジーク族」に迎えられた。「ジーク族」とも言うのう。

そうよ…かつての純粋な「魔界人」の血統たる「レオジーク」の血には、人ながら天魔の技たる「ジークニウム」、さらには「神機(ジーク)」さえもあみだす力があったものよ。
いつからかその血は絶え、今では「レオジーク」の名はアークカイザー様の自称であり、またアークカイザー様が認めしデスマスターとその皇族に与えられる名前となったがの…。

話がそれたわ。吾輩は、レオジーク族を魔界の覇者として君臨させるためには何でもした。
というか、レオジークは手段よ。
全てが気に入らぬ吾輩は、世界一有能である吾輩自身が全魔界大帝国の指揮官となって、全世界を支配することが必要なのだと考えておる。
そうであろう?

……まず吾輩は、配下の賢者どもと共に、魔界神アークカイザー様を魔界に復活させ、魔界宮に迎え、降臨させた。
全魔界は瞬く間に魔界神に服従し、魔界は結束した。
そして我が魔界は天界に攻め込む。これが天魔大戦だ。
このときよりブルーファルコンと我々の戦いは、始まったのだ……。

アークカイザー様の力なき現在も、魔界はいまだ魔界の中央を束ねる。
しかしたわけな魔族どもが混乱をおこしておることもまた事実よ。
しかし吾輩の理想とする大魔界帝国の実現する暁には、再び全魔界が堅く結束され、全世界を支配する礎となることを、吾輩は信じておる。

当然であろう?のうたわけどもよ。


【8】5号次元(幻界・下界etc)について《by下界樹の木》


§1 わしが下界樹じゃ。よう来たのう。

何じゃお前達は。
ほう。
5号次元の説明を聞きたいとな。

わざわざこんな所まで聞きに来るとは、人間もまだまだ捨てたもんじゃないのう。
わしは、この大地に人間どもがやってくる前からここに生えておる。
人間が知らぬことはわしに聞け。
そんなわけで捨てたもんじゃないのう。

§2 5号次元の黎明についてじゃ。

そもそも人と天魔は、互いに必要とすれども根本的に違う。
天使に天界があり、悪魔に魔界があり、霊にすら霊界がある。
天界の民は、人が人のみで独立して生きる世界も存在して然るべきと思ったのじゃ。
そこで「人界」という世界を創ることにした。

しかし自分達天界の民はあまりに天魔とも神とも干渉しすぎておる。
そこでこの「人界」となるべき世界は他の世界と遮断し見守ることにした。

で、天界人は2億年の年月をかけ、失われし技「次元を創る魔法」を復活させ、初めて神以外の手で次元を創ったのじゃ。
しかしそれ(新4号次元)は悪魔に盗られて「現魔界」にされてしまった。

それでも懲りずに再び長い年月をかけて、出来た次元が5号次元じゃ。
この世界の中央には、太陽という燃える球状の大地が世界を照らし、そこを10の球状の大地が廻っておる。

まず天界人は、近いものから5番目の大地を「人界(ヒュマーゼア)」と名付け、長年研究して創り出した「人界人」を送り込んだ。
この人界は、完全に人界人のみの独立した世界として、約3億年程つづき繁栄した。
じゃが、当の一般人界人には、神も霊も天魔も魔法さえもその実体や実在を知られることはなかった。

さて人界は、瞬く間に高度な重機械工業文明に発展した。
が、発展したはいいが、文明の廃棄物で人界の空や海や大地はことごとく汚されたのじゃ。

その結果恐ろしいことが起こった。
ヒュマーゼアの大地の意志は激しく怒り、その影響か、5号次元の10の大地に突如、魂が宿った。
長いゼプティム界の歴史でも、大地に魂が宿るなど前代未聞のことじゃ。

魂の宿ったヒュマーゼアの大地は全ての「人界に生きる者」を自ら滅ぼしてしまった。
他の大地も含め、5号次元は生きる者の住めない環境になった。

この結果に天界や魔界はショックを受け、しばらくの間この次元に関わることはタブーとされた。
ただ一つわかっておるのは大地がこのような意志表示をしたのはこれが最初で最後だったということと、この各大地が、現在もその意志を持ち続けているのかどうか、残念ながらわかっておらんということのみじゃ。

今この大地にかつて人が住んでいたと知る者はほとんどおらん。
秘密にしとるんじゃよ。

天界も魔界も幻界も…そして下界も…わし自身もな。
非ゼプティム界に住むお前さんたちには教えるがのう。

§3 次に幻界(ワンダーラ)についてじゃ。

さて、そんな5号次元に再び人がやって来たのは、今から76543年前。
魔界の戦乱からヒューン族が移界してきたのじゃ。

それは幻界(ワンダーラ)と呼ばれる大地。
近いものから3〜4番目の大地じゃ。
…というのも、このワンダーラの大地は、太陽を挟んでドカニアルドの大地と正反対の位置に存在し、同じ大きさで同じ速度で太陽をまわっておるのじゃ。

ヒューン族たちは、5号次元はとてもとても人の住めるような環境ではないと聞いて、それでもなおかつここにやってきた。
しかし、何とそれに反して幻界は、魔界以上に住みやすかったのじゃ。
彼らは繁栄した。
そして、幻界人として今に至るまで繁栄したり魔界に攻められたりしているらしい。

いや、わしは行ったことも見たこともないがな。
そう。わしは幻界について、あんまり知らんのだ。

§4 そして下界(ドカニアルド)じゃ

幻界に魔界人の血族が移住し、繁栄したことで、天界は再びポスト「人界」をつくることにしたんじゃ。
目的は、再び人間界をつくるため。幻界は魔界の干渉度が比較的高かったので、あまり天魔が干渉しない、「人」と「大地の先住民…自然」の共存する世界をつくろうとしたのじゃ。

そう。これはもちろんヒュマーゼアの教訓を生かしてなんじゃ。
この計画は、幻界の対極にある下界(ドカニアルド)と呼ばれる世界が、この計画に最も見合う大地と判断されたため、「ドカニア計画」と名づけられたんじゃ。

当時下界にはすでに鳥獣や樹木など、人間以外のあらゆる生き物が住んでいた。
わしは、どうやら当時、唯一人間並みに思考でき、話すことのできる存在だと勘違いされたらしい。
オスラリアートの龍どももいたんだが……。

そんなわけである日、当時より既に老木だったわしの前に、天界神の使いという少年があらわれて、わしに聞いたんじゃ。「この世界に人間が住んでもいいですか?」とな。

毎日毎日退屈しておったわしは、「人間というのはわしの話相手になるのか?ならばよい」と答えた。
天界神の使いは、「ありがとう、さすがはこのドカニアルドの王」と言った。
わしはこの男が冗談を言っているとおもったわい。「うむ、よきにはからえ」と言ったものじゃ。
いや、まさかこのわしの言葉がすべての決定権を持っていたとは、当時は夢にも思わなかったんじゃよ。
今思うとわしはこの時勝手に下界の王にされてしまったんじゃな。

そして下界暦元年。
現在のエウロピアに108人の下界人の先祖たちは降りたち、定住した。
おお、常に何人かは交替でわしのおるフカリアに来て、話し相手になってくれたぞ。
交替じゃから、108人全員と話したんじゃ。
やつらはわしの子供のようなもんじゃ。

で、今の全下界人は皆やつらの子孫じゃから、全ての下界人もわしの子のようなもんで……なに、どうでもええか?そんなこと言わずにわしの自慢につきあわんかい。

そんなわけで今では下界もかなりの人種が増えたのう。
人間の影響かしらんが、人間以外の連中も、以前よりはるかに話したり考えたり増えたりしたものじゃ。
国も増えたし。
というわけで、国とか、下界についての詳しくは、この事典の他の色々な所にあるからそれを参考にするんじゃぞ。
それではまた会える日を楽しみにしておるぞ。

ゼプティム界次元

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▼ゼプティム界の生命 (▼(3)ぜぷてぃむかいのせいめい)

【1】(表)霊のゆくえ
【2】(表)意思を持つもの
【3】生命のしくみ(byエクスジード)

【1】(表)霊のゆくえ


【2】(表)意思を持つもの
【表:別窓で開きます】

【3】生命のしくみ(by冥頂魔天・エクストリア=ワイジード)(大魔王エクスジード)
冥頂魔天エクスジード
§1 我輩はエクスジード。

さすがは賢明な読者諸君。
よくこの大魔王を召喚し、質問する勇気を持ったものですな…。
その決断に敬意を表し、我輩が再度下界を征服した暁には、読者諸君を「下僕ランクB」に格上げして差し上げましょう。

して…今回の御用件は?
…ほほう。「生命のしくみ」ですな?結構結構。

§2 まず「生命の3要素」について話すと致しましょう。

まず、人や天魔や生き物などの「生命」を基本的に構成している3つの要素…その名も「生命の3要素」(そのままですな)について説明すると致しましょうかな。

「生命の3要素」。
それは、「器(肉体)」、「霊(魂)」、「心(意志)」の3つを指して言うのです。
では、具体的に各要素の解説と参りましょうか。

(1)まず「器(肉体)」ですな。
これは「物質的なもの」です。
…というか全ての物質には、この「器」になる可能性があるのです。
もし魂と心がこの「器」を統制できたとき、はじめてその器は「生命を持つ」存在になったといえるのですな。

(2)次に、「霊」を説明致しましょう。
「霊」。当然ではありますが、これは普通の人には見えませんな。

「霊」とは「生命の動力源」であり、また、ある意味では「純粋な命そのもの」とも言えるものなのです。
ですから基本的には、「霊」が「器」から離れる(例えば死ぬ)と、「心(意志)」は「器」から離れて「霊」自体に宿ります。

ところであと「霊」は、場合によって「魂」とも申しますなぁ。
この「霊」と「魂」は、まとめて霊魂とか言ったり致しまして、基本的には同じものですが、「どこが違う」と言われた場合、答えを用意するとすると、まぁ多くの場合“「器」に宿っている状態を「魂」、宿ってない状態を「霊」”と言うことが多いのではないでしょうか。

しかし、と申しましても、この定義に統一されているわけではありませんから、一応の目安ということで、よろしくお頼み致しましょう。

(3)そして「心(意志)」。
なんせ心ですから、これもモチロンと申しましょうか、普通の人間には御覧になれません。
まぁ、この「心(意志)」を別の言い方で言うなれば、これは「意識」でもあり、「自覚」でもあり、簡潔に言うなれば「精神活動を行う機関」なのです。

さて、実は、ゼプティム界の全ての物質には、この「心(意志)」が宿っています。
ただし各「心(意志)」のレベルや意欲により、物質の統率力や活動状況、範囲などには天と地ほどの違いがあるのです。
要するに、大抵ハナシにならない程の低レベルの「心(意志)」が、有象無象の万物に、有象無象に宿っているというのが実態ですな。
それでも確かに全てのモノには意志が御座いますから、モノは大事に致しましょうな。
なんて大魔王の言葉とは思えませんが。

あと、すべての物質に「心(意志)」はありますが、ほとんどは「魂」が御座いません。
「魂」をもっていなければ、それは「生命」とはなりませんな。
そこで逆に、突然変異で物質に「魂」が芽生えると、歩くハニワや歩くコーヒー牛乳が出てくるわけです。
おっかなびっくりというものです。

ちなみにですな、先程すべての物質に心が宿ると申し上げましたが、その物質を構成するありとあらゆる元素には、「精霊」が宿っている、もしくは精霊界からその加護を与えたり性質を司ったりしているのですな。
だから物質に宿る「心(意志)」の性格や性質は、往々にして物質や構成元素に宿る精霊の影響を受けるものだということも忘れないように致しましょうな。

§3 続いて「様々な生命要素構成」について申し上げましょう。

そんなわけで、生命を構成する3要素の説明でしたが、今度はもう少し突っ込んで、この「器」「霊」「心」の組み合わせには、具体的にどういうパターンがあるのか、申し上げますな。
「精霊」関係は、ここでは省略させていただきますので、あしからず。

パターン(1)<生まれながらの器>
……図の通り、一つの「器」に「心」と「魂」が宿っている当然の状態。
これは諸君をはじめ、動物や天魔など、あらゆる「普通に生まれてきた普通の生き物」のこと。
これは当然のことのように思われてますが、実は、普通の人間が普通に自分の意志を持って生命活動をできるのは、自分の肉体(器)に宿る意志が、生まれながらに持った「もともとその肉体のためにある意志」だからなのですな。

パターン(2)<死者など>
……図のように、人が死ぬ…つまり「霊」が「器」から離れると「心(意志)」は「器」から離れて「霊」自体に宿ります。これが普通の「亡霊」。霊界へ行きます。
これは非物質的なものですから、目には見えません。実は神もこれに近い姿といわれてますな。
余談ですが、前項で「全ての物質には「心(意志)」が宿っている。」と申しましたな。
それでは「心(意志)」と「魂」が出て、抜け殻となった「器」という物質にはどんな「心(意志)」が宿るのでしょうか。…これは、少なくとも抜けたから「本来の心」ではないですな。
しかし、「器」たるもの、その「器」のためにもともとあった「心(意志)」の影響力は絶大です。
法則上この「器」には新たな「心(意志)」が生まれますが、そのレベルは大抵低く、外部からの強い介入でもない限り、この「器」を統制する程の強い影響力を持つことは殆どないと言えましょうな。

パターン(3)<仮の肉体>
……「器」のなかに、「魂」と「外部から介入した活動する心(意志)」と「封印された本来の器のための心(意志)」がある状態。
よーわからんでしょーが、要するに、魔界用の肉体を放っぽって下界用の肉体に生きるゾルアとか、鎧の中でずっと閉じこめられてたジャクロス41号がこれにあたります。
これの特徴は、「仮の器の生まれながらの意志」が封印されていること。
本来の肉体でない分、副作用が出たり異常をもたらしたり、しっくりこないこと請け合いですが、すでに「魂」を持つものに介入するよりはまだましといったところですな。
実は現在の我輩の肉体はコレ。
邪雷王が、悪霊だった我輩用に造った「造りものの肉体」なのですな。だから手や足が伸びます。
神機(ジーク)の身体に宿るアークカイザーも、まぁこれ。

パターン(4)<操士状態>
……パターン(1)の生体に、外部から別の「魂」と「心(意志)」が介入して、乗っ取った状態。
この時、「器」の本来の所有者の「心(意志)」と「魂」は、通常「器」の外側にジュエルとして封印されます。
具体例としては、クラークの身体を乗っ取っていたヴァルナイトや、ゼグマの身体を乗っ取るジャクロス42号がこれですな。どこかにジュエルあるぞ。

パターン(5)<魂を飼われる者>
……極めて特殊なパターンですな。
一つの強い「心(意志)」が、その中に「魂」とその中の「心」を、完全な独立した機構として「飼う」状態。
アークカイザーの意志の中で飼われていた「ジャクロス39号」は、これにあたるんですなぁ。

パターン(6)<魂を待たない者>
……番外編。「器(というより万物)」に、定めの如く「心」は宿れども「魂」は宿らずといったところですな。
厳密には「生命」ではありません。

というわけで終わろう。
他にもパターンはあるが、応用して各自理解したまえ。
ではご機嫌様。

器(うつわ)生命

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▼下界(ドカニアルド)地図 (▼(4)どかにあるどちず)

【1】下界(ドカニアルド)全図
【地図:別窓で開きます】

【2】アユラシー大陸主要部拡大図
【地図:別窓で開きます】

【3】ウイングラード周辺拡大図(9985年1〜3月)
【地図:別窓で開きます】

下界(ドカニアルド)アユラシー大陸地図ウイングラード

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